壁をぶち破りたいのなら異業界のキャッチボール相手を見つけよう!


ピッチャー/フリーイラスト

悩んでいるときは知らず知らずのうちに一人で抱え込んでいることが多い。

もしあなたが壁にぶち当たっているのなら、業界の異なる、目線の異なる、常識の異なる相手と話すことをお勧めします。

 

不安の殆どは行動で解消できる

 

先日のロタで今年のレースを全て終えました。

フルマラソン、トレイルラン合わせて全8レースに参加。

リレーマラソンといった小さいレースを合わせると全10レースです。

 

はじめてのトライアスロンは3年前の石垣島でした。

その頃に比べるとだいぶ慣れましたが、始めたばかりの頃は余計な心配ばかり。

 

<スイム>

何回水をかく毎に息継ぎをすれば良いのか?

左右どちらでも息継ぎする必要はあるのか?

ゴーグルは新しいタイプ必要か?

ウェットはどのタイプが良いのか?

ヘッドアップはどうすれば良いのか?

何回毎に確認すれば良いのか?

下半身が沈むけどどうすれば良いのか?

手をかくペースが遅いって言われたけど?

過呼吸にならないためにはどうすれば良いのか?

平常心を保つコトが大事っていうけど、どうすれば保つコトが出来るのか?

 

<バイク>

補給食はどの程度必要か?

水分はどの程度必要か?

DHバーは必要か?

ホイールは変えた方が良いのか?

パンクはどのように処理するのか?

オイルをさす頻度は?

チェーンを掃除する頻度は?

どのポジションが適正か?

パッキングや輪行方法は?

配送手段は?

組み立てる方法は?

空気入れは毎度持っていくのか?

 

<ラン>

足が吊らないためにはどうすれば良いのか?

どのペースで水分補給するのか?

補給食の量とペースは?

ロキソニン(痛み止め)は必要か?

 

3競技行うトライアスロンは、考えることが多くなる。

余計な心配の量も増えるため、不安や恐怖が増幅する傾向がある。

 

上記不安や恐怖はやればわかるし、その殆どが解消される。

大した問題ではないことを後々実感する。

解消されなかった問題も、次回以降対策が立てられる。

本当の課題はその先で見つかる。

 

やる前は不安がいっぱいだが、やれば具体的な課題と化し対策を講じられる。

さらに、より良くするために改善を繰り返す。

この一連のプロセスはビジネスでも同じ。

 

では、試すことが出来ないビジネスに関してはいかがでしょうか?

 

最近多くなってきたキャッチボールのリクエスト

 

やればわかるっていうのは確かだけど、実際に試すことが出来ないコトも多々あります。

試すにはお金やリソースがかかる、大きなプロジェクトとか。

 

試したくても試すことが出来ないことに思いを馳せ、悩みを抱えて苦しんでいる人も少なくありません。

 

こうした悩みを抱えている人は、社内でチームリーダーであったり、プロジェクトの中心メンバー、事業責任者、個人事業主だったりします。

最近彼らに求められるのがキャッチボールのリクエスト。

 

立場柄、同じメンバー内で悩みを共有することは難しい。

でも一人ではどうにも抱えきれない。

具体的な仕事の話をどこまでするのか別として、抽象論として近しい目線で議論したい。

こんな場に呼ばれることが多くなってきました。

 

本当に有り難いお話です。

現場に置ける採用責任者を担う方々から、実際の事業の悩みも相談されるのです。

結果的に、こちらも業務理解を深めることが出来るため、候補者にも一層の価値を提供できるようになりますし、より適した候補者を選ぶことも出来るようになります。

何より、悩みを聞かせて頂けることは最大の学びにも繋がるので大変有意義です。

 

では実際に、着手できない問題に対してどのように解決の糸口を見つけるのか?

 

キャッチボールの数だけ雑念が消えていく

 

異なる業界の人と話すからこそ、理解度が深まっていくようです。

 

例えば、

外資コンサルファームのチームリーダーからの相談。

同チームのコンサルタントAさんの良さを活かすにはどうすれば良いのか?

彼の何を伸ばすべきで、何が足りないと思うのか?

相談者であるリーダーは、現場ではAさんに対してついつい目の前の業務レベルでダメ出しをしてしまいがち。

しかし、相談相手の私は目の前の業務はわかりません(守秘義務もあるためわかってはいけない立場)。

リーダーはAさんの話を、何もわからない人(私)に対して抽象度をあげて課題の説明を試みます。

次に、抽象的課題を私が具体的な話に落とし込み、実はXさんという人が居て…云々、このように乗り越えましたと打ち返す。

さらにXさんを例にとり、Aさんとの類似点と相違点を確認しながら、抽象論と具体論を交えながらキャッチボールします。

 

ここでの学びは、議論そのものではありません。

異業界の私とのキャッチボールだからこそ、余計な情報を削ぎ落す必要性が出てきます。

キャッチボールを通じて、問題が自然と解決されていくのです。

課題がどんどんろ過されていくのため、雑味が取れていく。

話すべきこと、注目するべきことだけが残っていく。

本当に向き合うべき旨味だけが残っていくのです。

 

転職相談時、相談者に極力話をさせることで、聞き手の私が何を言うわけでもなく、話し手が脳内整理されてすっきりされる現象と同様です。

 

同じような業界、同じような会社、同じような仕事をしているとどうしても慣れと共に暗黙知が生じてくる。

 

こちらは暗黙知がわからないので、相手の死角を突かざるを得ない。

すると相手は自ら気づきを得てくれるのです。

自ら気づきを得る方が学びになるため、満足度もあがります。

 

異業種キャッチボールだからこそ学びになるのですね。

 

解決策を提示提供することだけが解決方法とは限らない。

人って本当に奥深い。

 

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【編集後記】

事業を起こした経験も仕事に繋がってきているので、仕事の純度がどんどん上がってきています。

慢心せずに日々精進していきたいと思います!

 

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
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