キャリアの差別化を考える/若いとき横並びだったのにどこで差がつくのか?


 

hinode

 

限りなく近しい能力、近しいスペックを持った人達も、時間が経つと少しずつ差がついていることがあります。

前職の営業時代、同世代の人がGoogleの役員に就任した際、こうした差はどこで生じるのか?仲間数人でお酒を飲みながら話したりもしました。

営業職時代は憶測でしか語れませんでしたが、現在は転職エージェント/ヘッドハンターという職のため、さまざまなキャリアの観点である共通点を見出すことができました。

また、経営者同士の対話を通じ、その共通点に対する確信も深めることが出来ました。

今回は、キャリアにおける差別化に関してお伝えします。

 

リスクを負う

 

ネット社会、言いっぱなしで好き勝手な発言はするけど、実名で面と向かって言える人は少ないのが現状です。

実名で面と向かっての発言は怖いですよね?シンプルに。

直接言い返されると怖いですし。

その発言に対し、あとあと誰に何を言われるかも分かりません。

よくよく考えるまでもなく、極力リスクは取りたくないものですよね?

 

だからこそ、差別化になるのです。

 

ゆとり教育の詳細はわかりませんが、人と争うことを好まない人が増加している気がします。

徒競走で皆で手をつないでゴールをすることが当然であれば不思議ではありません。

だからこそ、弱肉強食が社会と訴える人もいます。

どちらでも良いです。

でも一つだけ言わせてください。

 

キャリアにおいて大切なことは何か?

自らが望む自己実現や社会貢献を果たすために、必要なキャリアを積むこと。

 

この過程の中で、人より抜きん出る必要性もありますし、己に勝たなければいけない状況にもなります。

 

事実上の競争社会への解釈は自由ですが、差別化の第一歩はリスクを負うこと他なりません。

 

リスクを負うことは覚悟を決めること。

 

例えば就活。

どこかしら内定欲しいから、あれもこれもそれも受けたいですよね?

業界を絞り込むのも難しいし、考え方によってはどこも良く見えます。

その中で、自分なりに足を動かし、汗をかき、企業研究を重ねながら範囲を狭めていきます。

最終面接で受かる人と落ちる人の違いもここで現れます。

本当に行きたい人は、その企業や業界に全身全霊で挑んでいます。

本当は不安で不安で隣の業界や企業も受けたかったけど…不安な気持ちを振り払って一歩前に出た人は腹をくくっているのです。

最終面接と言う同じ土俵にいても、この場所へ至るまでの覚悟が圧倒的に異なります。

覚悟を決めているのです。

覚悟の分だけ差がつきます。

 

逆ばり

 

右へ習うことが善とされ、出る杭は打たれがちな日本。

なんとなく皆と同じであることが安心感を生む文化です。

単一人種国家であり、島国の影響もあると思います。

でも、良い側面もあるので、今までの日本の文化や風習のせいにしても何も始まりません。

だからこそ、現実的に何をすると皆と異なって見えるのか?

それは逆ばり他なりません。

 

逆ばりを繰り返し得意領域を見出すことが大切。

 

準ずると殆ど失敗はありません。

その分、成功もありません。

いつも横並び。

逆ばりはリスクもあるため、失敗する可能性の方が高いと言えます。

そのため、一回の失敗で落ち込んでいてはいけません。

大切なのは、どの領域であれば自分なりに活路を見出せるのか?

逆ばりを張り続けることで、この領域であれば、流れに逆らっても割と前に進めるかも?

活路を探り続けることです。

 

例えば、ネット上の情報ではブラック企業と言われ、実際に人の入れ替わりも激しい某企業があります。

転職相談をうけるときも、某企業をネットや噂の情報をもとにケチョンケチョンに言ってきます。

「あそこはひどいんですよね?だから行きたくないです」と。

 

そこで実態を知っている私は「でもね?」って敢えて逆のことをお伝えします。

「確かに〜なタイプの方にはブラックになり得ますが、もしあなたが将来xxを望むなら非常にチャンスにもなり得ます。」と。

どんなにネットや噂が飛び交っていても、本当にその企業を知っていれば、誰がなんと言おうと屈すること無く言い返すことってできますよね?

言い返すも何も、まぎれもない事実を語っているだけなのですが。

私の場合、現在の事業を起こすにあたり、営業出身で人事のネットワークは一切ありませんでした。

無論、エージェントをやられている方々に起業前に相談したところ、人事のネットワークが無いと厳しいから辞めた方が良いと言われました。

これこそ活路、逆ばりの瞬間です。

いまでは、外資IT営業時代の現場や経営者のネットワークがむしろ強みとなり、人事の方々とも現場を通じて少しずつコネクションを増やし、何とか4年目を迎えている次第です。

逆ばりを続けていると、どこかで壁をぶち破るときがきます。

 

継続すること

 

継続は力なり。

これこそ最大の差別化だと確信しています。

自分にとっては当たり前の習慣が、実は他の人にとっては凄いことだったりします。

 

習慣の凄味でこんな例え話があります。

 

とある合理主義で頭キレキレの男性。

 

彼クラスになると、毎日シャワーを浴びながら、そこで小さい方の用をたす。

家では日常的にトイレにいく手間暇も省いてしまう合理的な彼。

さすがコンサル出身。

 

ある日、疲れ気味ながら美容院。

髪の毛を洗ってもらっていると、気持ち良くてウトウト寝てしまう…。

「あぁー気持ち良いー」って夢の中でも思っていたら、、

条件反射でオ◯ッコもらしてしまったようです。

彼が凄いのは中途半端に漏らすのではなく、オシッ◯も全開キレキレだったとか…orz

習慣って凄いですよね。

 

明らかに例えが良くない気がしますが(苦笑)、

継続することで培われた習慣こそ、差別化要素になります。

私の場合は、転勤生活で培った傾聴をきっかけにした対人関係構築力がそれです。

早起きを継続されている友人もいます。

良習慣のブログも書かれているので是非!いつも参考にさせて頂いてます。

まずは自身の棚卸しを行いながら、継続してきたものを見つめ直してみては如何でしょうか?

 

まとめ

差別化の要素は、リスクテイク、逆ばり、継続の三つ。

物事は御縁とタイミングですので、全体の時流を読むのもお忘れなく!

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【編集後記】

近所のスポーツセンターのプールに行きました。

初めてでしたが非常に良かったです。貴重な選択肢が一つ増えました。

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
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