某優良企業に勤める若手社員・営業F氏と一年ぶりに飲んだ話。
最近働き過ぎていて、碌に飲むことも出来てなかったようだ。
頑張っている若手社員の悩み
ビジネスパーソンにはさまざまなフェーズがある。
覚えることが多過ぎて、ストレス過多なとき。
一通り仕事を回せるようになって、日々充実しているとき。
自身と周囲の出来映えに対する評価が気になるとき。
周囲に感謝できるようになるとき…etc
F氏は謙虚で自分の話を誇張するタイプではない。
仕事での苦労した事実を述べているのだが、なかなか骨のあることをしている。
日々仕事の悩みも共有頂く職業のため、本当に大変な話と、そこまで大変ではない話をさも大変な話のようにしている人の分別はつくようになった。
もうすぐ残業も400時間/月を越える模様だが、先輩や上司はそれ以上に働いているようだ。
受験勉強同様に一日17〜18時間勉強したからと言って受験に受かるわけではない。
しかしながら、一定以上の大学に受かるためには最低限の量をこなすことが質の高い勉強に繋がる。
仕事も残業自慢をしても仕方ないが、ある程度の量をこなしていく中で質の高い仕事が身に付いていく。
最近のF氏は寝ても覚めても仕事をしているため、人と話をしていても仕事の話しか出てこないようだ(苦笑)。
本人もそれを気にしていた模様。
会話が面白くなくなる可能性も含め、仕事の話をしないようにするも、そうすると話をするネタがなくなってしまうようだ。。
部署により忙しさには異なるため、同期同士でも気を遣うとか。。
如何に頑張ってるのかを共有できる喜び
恐れ多くも、我武者羅に頑張る時期はわかるので、どれだけ大変でどんな苦労をしているのか根掘り葉掘り聞かせてもらった。
こちらとしても、今の若手社員が抱える悩みを共有頂けることは学びに繋がり興味深い。
先輩や上司はもっと働いているため、F氏の頑張りは あたりまえ なのだと思う。
一方、F氏の同期や周囲のメンバーからすると、少し頑張り過ぎな部類だと思われる。
そうなると、本当の意味でF氏の心は開放されない。
だれもわかってくれない状態なのだ。
同じ会社の上司でも先輩でもない、部外者の僕はちょうど良かった気がする。
F氏が求めている理解者になれたのだと思う。
何度も何度も「今日飲めて良かったぁ〜」と嬉しそうに無邪気に笑っていた。
お役に立てて嬉しい限りだ。
伸び盛りは理解者がいるだけで安心して頑張れる
理解を示すことや共感することを甘やかす行為と思っている人もいる。
しかしながら、今回は甘やかせって話では無い。
理解を示すと伸び盛りのポテンシャルは最大化される話。
F氏の話を聞いた後、今後の彼が抱えるであろう課題や先を見据えた話をさせてもらった。
今の彼にお勧めの本も共有させてもらった。
すると翌日に「まさに求めている本でした!有り難うございました!」と連絡が来た。
早い!
※※※
日々の仕事場のメンバーに対して、相手を伸ばすことを意識して、相手と向き合い理解を示す重要性に気付いている人は少なくない。
一方で、実践できている人は明らかに少ない。
仕事は優秀だが、この人に付いていきたいとは思えない。
こんな台詞を耳にする機会が多くなった。
他人と向き合う人が少なくなってきている証。
伸び盛りのF氏を微笑ましく思うと同時に、先輩として背中を魅せ続けることが出来るよう怠けていられないなぁと思うのでした。
いやぁ、飲んで良かった。
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【編集後記】
今回の話は異業種の立場だからこそ良かったと実感した次第。
こちらの話も参考になれば幸いです。
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