特に最近多いのが、一年以上前にお会いした転職相談者の方からの連絡です。
皆様他のエージェント経由で転職された方です。
「やはり板橋さんの言ってた通りでしたよ〜。」ってことで、会社を辞めることになり、いざ再活動という流れに。
お声掛け頂けることに感謝する一方で、やっぱりその会社は合わなかったんだなぁって複雑な心境になります。
よし、これからこれから!とすぐに切り替えますけど。
お声掛け頂けたことが何より有り難いので。
日々色々な方にお会いするので、印象的で記憶に残り続ける人もいればそうではない人もいます。
不思議なことに、お声掛け頂く方って鮮明に覚えている方が殆どです。
一度きりに面接や面談で、記憶に留まる人とそうではない人の違い。
この違いって何でしょうか?
今回は面接で印象に残る長所・強みの伝え方をお伝えします。
目次
自分を形容するコトバを認識してるか
ファッションでもそうですが、自分に合った服を着ることは、自分に対する理解を深めることから始めますよね?
自分が良いと思っていても、いざ試着してみるとイメージと異なっていたり。。
20代のころ、憧れのYOJI YAMAMOTOのスーツをやっとの思いで購入し、会社に行ったら笑われました。
当時20代で細かったので、だぼっとしたスーツに着られていたのと、そもそもビジネス向けだし20代のお前らしくタイトなスーツだろって…YOJIには罪は無いのですがダメ出しでした…orz
北野映画観ればわかりますが、YOJIはダンディなおっさんほど似合うし、ヨージさん本人が一番似合うことからも裏付けられている気がする。
ファッション同様、自己分析を行い自身への理解を深めていくと、自分に合うコトバと出会います。
例えば
「鈴木さんっていつも笑っているよね?」と言われる人は「明るい」とか。
「加藤さんっていつも前向きな発言するよね?」と言われる人は「ポジティブ」とか。
YOJIのスーツのごとく自分が望むひとりよがりな自分ではなく、自分が最大公約数の観点で人から思われている印象こそ、自分に合うコトバです。
なぜなら、その印象こそ、初対面の面接官にも同じ印象を与えるからです。
この自分に合ったコトバを自分で認識していることが重要です。
聞き手がそのコトバを聞いた時、とてもしっくりくるので。
これが大事。
自分のコトをしっかり理解していない人に、会社の仕事をしっかり任せられるとは思いませんよね?
大好きなラーメン屋で考える。
写真は渡なべのチャーシュー味玉らーめん。
ここのスープは魚介豚骨。
麺は細めで固ゆで。
味玉は究極で他のどのラーメン屋の味玉よりも圧倒的に一番美味しい。
メンマは独特で凄い太い。
凄い好きです。
このラーメン屋に行ったことある人と話すと、あのメンマ美味しいよね?とか、あの味玉やばくない?とか、チャーシューが意外なまでに美味しすぎるからマストじゃね?とか、渡なべを形容するとコトバが幾つかあるわけです。
それが長所、強みです。
これは一言で言える、シンプルでなければなりません。
そのためにしっかり立体的な自己分析を行いましょう。
相手に踏み込ませる。
学生の就職活動、社会人の転職活動も同様ですが、自分が沢山話を出来たときに手応えを感じている傾向が多いです。
それで落とされた時、、、
「なんで?理由が分かりません!凄い聞いてくれてたのに…。」
こんな経験ありませんか?
落とされた理由は、、
余計なことを話し過ぎです。
話さないというテクニック。
あれもこれも話すと話し手は気持ちが良いのですが、聞き手はそうとも限りません。
特に採用面接に置いては。
聞かれたことに対し結論を端的に答える、面接官が望んでいることはそれだけです。
あれもこれも言いたくなるのは分かりますし、気持ちが良いのも分かりますが、ゴールはあくまで話すことではなく、相手のニーズに応えること/質問に答えることです。
あれもこれも言う方が相手に親切だと思う必要もありません。
聞かれれば答えれば良いのです。
相手も興味があれば聞いてきますので。
それ以上に、こちらの親切心が相手からすると「話が長いなぁ…」と思われていたらもったいないですよね?
相手に質問を尋ねてもらう状態をつくり、言葉のキャッチボールを意識しましょう。
キャッチボールの分だけ印象が強く大きくなります、確実に。
ジャイアンリサイタルのように、一方的に好き勝手に謳うのはNGです。
感情が記憶に残す
キャッチボールが増えると、面接官も色々と理解を深めてくれます。
そうすると、ウチの会社に着たらどう働くかなぁ?どう貢献してくれるかなぁ?と考えます。
多くの面接を通じ、なかなか相手に興味を持たれないとなげく人もいますが、興味はもたせるものです。
そのために、キャッチボールの数を増やすことを心掛けましょう。
キャッチボールをしていると、二人で共有している時間が増えます。
面接時間ではなく、面接の中で二人で共有できる時間が増えれば増えるほど相手もあなたに興味が沸いてくるはずです。
相手に想起させる。
面接では、最終的に面接官に自分と一緒に働く姿を想像させたら勝ちです。
面接官は問診票のように質問への回答も確認してますが、もっとも大切なのは一緒に働きたいと思うかどうか。
だからこそ、一緒に働く姿を連想させるように、キャッチボールの回数を増やすのです。
やらされた仕事より、自らやる仕事の方が効率が劇的に上がると言われています。
これは当事者意識の違いによるものです。
自ら選択したという事実が、当事者意識を芽生えさせます。
内定が一社だけの人は、何か辛いことが合った時「ここしかなかったら来たけど、やっぱり自分に合ってなかったんだ」って思いがちです。
内定が複数社あると、自分で会社を選びます。
そのため、同じレベルで何か辛いことが合っても「誰に頼まれた訳でもない、ここを選んだのは自分なんだからもう少し頑張ろう」と思う傾向にあります。
自ら選択するということは、自ら一歩を踏み出すということです。
一歩を踏み出すと意識が高まるのです。
面接では、この踏み込みによる意識の芽生えを逆手に取りましょう。
面接官に一歩踏み込ませるのです。
話し過ぎないでキャッチボールを意識する。
端的に答え続けることで、面接官にあれも聞きたいこれも聞きたいと悶々させるのです。
すると自ら質問をしてくれます。
どんどん踏み込んで聞いてくる訳です。
面接官も相手の話ばかり聞いて疲れているので、コミュニケーションができると嬉しく楽しく気持ち良くなります。
だからこそ、端的に結論だけ答えられる人は面接に強い。
ビジネスも然りです。
踏み込ませた分だけ興味関心意識が深まり、感情に昇華します。
まとめ
自分への理解を深め、形容するコトバを認識する。
人は足りないほど想像し、踏み込む程意識が芽生える。
端的な回答とコトバのキャッチボールを意識し、共に働く姿を想像させよう。
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【編集後記】
ロードバイクがパンクして修理中。。
チューブラーは維持費がかかりそうな予感…。
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■随時承っております。
就職・転職・起業個別相談
学生向け就職セミナー、転職セミナー、エージェント向けセミナー、起業セミナー
企業向け採用及び人事コンサル
■お問い合わせ
個別相談、各セミナー、人事コンサルのお問い合わせ→お問い合わせフォーム