ゲームやルールが頻繁に変わる現代社会で生き抜くためには?


話題の人や流行が移り変わるのと同様に、経済のゲーム理論も推移していますよね?

ゲームやルールが頻繁に変わる中で、自分らしさを発揮するにはどうしたら良いのでしょうか?

今回は自分らしさを常に発揮し続ける方法をお伝えします。

 

激動の現代社会

 

かつてIT業界はドッグイヤーと言われ、犬の人生のごとく、一年が数年分に相当する例えとして使われていました。

特に、テクノロジーの進歩が本当にめまぐるしいため、決して大げさな表現ではないように思えます。

飽きっぽい自分がIT業界で楽しく仕事ができていた理由も、飽きる間もなく変化し続ける環境のおかげでした。

ゲームのルールが変わり続けることを体感しました。

 

コンサル業界コンサルタントの方は、対顧客という観点で、色々な企業の経営課題に触れ、一定の経験値を越えるとさまざまな企業の課題を本質的に捉えることが出来るようになります。

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本質的にはこれと同様です。

IT業界に居ると、対市場という観点で、様々なテクノロジーやサービスに触れるため、一定の経験値を越えるとさまざまなゲームやルールを本質的に捉えることが出来るようになります。

その中で、基礎として教わったことは、コントロールできる、できないものを分けて、コントロールできるものに集中することでした。

 

変えられるものを捉える

 

コントロールできるもの:

自分の行動(考え)。

 

例えば、お客様に1億円投資頂きたい案件が合ったとします。

お客様の意思決定ありきのため、1億円投資頂くことは完全にコントロールできません。

しかしながら、お客様に投資頂くために自らがするべき行動はコントロールできます。

一ヶ月に10回提案活動をする、商談する、プレゼンする、資料を共有することは可能です。

 

コントロールできないもの:

自然現象や他人の行動(考え)。

例えば、太陽は東から登り西に沈みます。

この場合、なんで西から登らないのだろう…と悩んでも仕方が無いですよね?

悩んだところで変えられないので。

この場合、太陽をどうしても西から登らせ東に沈めたいと悩むのは非合理的とする考え方です。

 

自分だけはいつでも好きなだけ変えられる。

 

慣れてくると、以下のように物事をコントロールできるものにフォーカスするようになります。

例えば、今年度から晴れてマネージャーに昇進。

理想のチームをつくるべく、活気あるチーム作りを個人的な目標にするとします。

この時、愚痴や弱音をもらさないチームを作ろうとすることは、人様の考えや感じ方なので完全にコントロールすることはできません。

張り切り過ぎて他者に期待し過ぎると、愚痴を一言耳にしたときにショックを受けてしまいます。

ショックを受けると人はパフォーマンスが下がります。

下がった分だけ非効率と考えられます。

この場合、人は愚痴るもの、弱音を吐くものと捉え、自らは愚痴らないという行動をコントロールします。

チームに対しては、周囲を勇気づけ、相談に乗るよう心掛け、毎朝毎晩声をかける等、自分の行動ベースにルールを修正します。

最終的に、チーム作りにおいて、生産性を下げること無く向き合うことができます。

 

何か物事を変えたいのであれば、自分が変わるか環境を変えるかしかありません。

他人を変える、という考え方もありますが、その発想自体がおこがましいのでここでは語りません。

自分を変えるには、行動を変えるのが一番。

すると考え方も自然と変わります。

 

この手法はHRMの領域でいうと、外発的動機付けを内発的動機付けへと昇華させる方法とも言えます。

HRMはさまざまな専門用語を通じて教わりましたが、現場を通じて学んだことを体系化する意味で非常に有意義でした。

 

ルールとゲームを掌握する。

 

ゲームやルールを理解するのが早いヒトも居れば、ルールを変えるのが上手いヒトも居ます。

状況に応じルールを変えるかゲームそのものを変えるか、はたまたゲームを創るかルールを創るか。

日本代表の遠藤選手のように試合全体をコントロール(ゲームメーク)する意味でゲームを創るか、サッカーを考えた人のように新たなスポーツをルールから創るか…etc

 

色々なゲームやルールの中で仕事をしていると気付きますが、自分の立ち位置や役割、役回りは類似性や普遍性があります。

先導しリードする立ち位置、悩みをきいて慕われる役割、追いこまれたらピンチを救う役回り等。

一度振り返ってみては如何ですか?

 

変わらないものを捉える

 

ゲームやルールはいつも変わりますが、変わらないものがあります。

それがヒト。

 

どんなゲームやルールでも、ビジネスのプレイヤーは常にヒトで有り、ヒトとヒトの連携や対決という意味では本質は変わりません。

ゲームへの理解や変化の捉え方、変化対応力に注目されがちですが、激動の変化の中では、変わらないものを捉えることがもっとも支配力をもたらすと確信しています。

これこそ最終的にビジネスはヒトだと言われる所以であり、ヒトのビジネスへ飛び込んだ理由でもあります。

 

あなたはどのゲームを得意とし、どの役割を担うことが多いですか?

 

まとめ

 

激動の現代社会で、各ゲーム各ルールを把握し得意とする役割を理解する。

ゲームやルールは変わるがヒトやその役割は変わらない。

ヒトへの理解力と支配力は比例する。

 

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【編集後記】

昨晩は友人宅にお招き頂き、みなとみらいの花火を観覧させて頂きました。

視界一杯に拡がる花火を贅沢な料理とメンバーで堪能させて頂きました。

最高に楽しかったです!

 

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
カテゴリー: キャリア論, ビジネススキル, 大学生/就職活動, 社会人/転職活動, 起業 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク