仕事の悩みの本質と解決法、ときどきヘッドハンター


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結果至上主義だった外資IT営業時代

 

先日、オフィス引っ越したことをブログに書かせて頂きました。

貴重なブログ読者で友人に聞かれました。

 

「ぶっちゃけ、あの頃と何が変わった?」

 

あの頃というのは前職時代。

外資IT業界で営業やってた頃のこと。

 

ふと思った。

果たして何かが変わったのだろうか?

 

せっかくだから、敢えて些細な変化を言語化していきたい。

 

何かがある時点からいきなり変わったわけではないのだけど、

少しずつ少しずつ微々たる変化を繰り返したと思うのだけど、

今振り返ると、明らかに変化がある。

それは結果至上主義ではなくなったこと。

 

当時の自分の度量、考え方の問題なのだが、

営業時代はどこか「数字を上げているヤツが偉い!」という考えがあった。

 

営業の一番の仕事は数字をあげることだった。

 

とても乱暴に言ってしまうと、

 

結果さえ出していれば文句ないっしょ?

 

どこかで思っていた節があった。

 

こうした考え方が生じてしまうのは、ひとえに過信によるもの。

色々なヒトの支えのおかげで、見えない力が多分に働いていたにも関わらず、その部分も含めて、自分の実力と思い過信していたのだ。

ある意味幸せな話。

会社、顧客、仲間、ビジネスパートナー等、恵まれていた証。

 

結果だけに捉われなくなった理由を言語化してみる

 

今は昔に比べて結果だけに捉われなくなった。

 

ほんというと表現がとても難しい。。

なぜなら、前よりも結果にこだわるようになっているから。

当然ながら、結果を出さないと食べていけない。

 

誰かがどうにかしてくれるって甘えは以前よりは格段に減っている。

双葉程度の小さい芽かもしれないけど、the last man って自覚が芽生えている。

 

では、結果だけにこだわらなくなったとはどういうことか?

 

それは、全てを学びの場と捉えるようになったということ。

勝っても負けてもより良く改善する習慣が身に付いた。

ビズネススクールのS先生流に言うと Do better の実践。

 

勝っても偶然の産物で棚からぼたもちでは意味が無い。

負けても次への勝利の糧に、学びに繋げられるのであれば良い機会と思えるようになった。

 

結果的に、プロセスをどの状態までもっていくと結果がついてきやすいのか、

ある程度事前にわかるようになってきた。

結果がついてきやすい状態へ持っていくためのプロセスもわかってきた。

戻りに戻って、基本を大切にするようになった。

 

どんな考え方でどんな行動をすると好循環が生まれ悪循環に陥るのか、その転換点も感覚的にわかってきた。

仕事のやり方が分かってきたのでは?と思われがちだけど、全く異なる。

 

着眼点の変化。

 

着眼点の変化

 

結果という点ではなくて、

結果へと至る流れ、循環、仕組み、システム…表現の仕方はさまざまだが、

大きな枠組で捉えられるようになった。

 

残念ながら、あいにく他人には結果でしか伝わらない。

結果は他人にも自分にも誰にでもわかる公の基準。

そのわかりやすさを利用して、かつては結果に身を委ねていたのだ。

 

わかりやすさの名の下に、他者に評価を委ねていた部分もあった。

お恥ずかしい話だが、楽をして甘えていた、明らかな弱さだった。

 

では、いまはどうか?

 

自分の中で、結果が出る前の段階で、流れの善し悪しがわかるようになったというか、

むしろ自分にしか分かりようのない領域で、過程段階に小さいけど確かな一歩を感じられるようになった。

細部に目が届くようになった。

 

性格が細かくなったのとは少し異なる。

結果をもたらすのに重要な要所要所を過程段階で抑えられるようになった。

実はトライアスロンの影響は大きい。

自分との対話が格段に増えたからだ。

 

でも、トライアスロンはあくまできっかけの話。

トライアスリート皆が、競技と人生の成長を結びつけているとは限らないし、

運動をしていなくても、自分との対話を掘り下げていけば誰でもできる。

むしろ容易に出来る。

自分と対話をしようとするヒトが少ないだけ。

だから、自己分析が出来ているヒトも意外と多くない。

 

 

良くも悪くも、他人には結果でしか伝わらない。

もしかしたら本当は成長しているかもしれないのに、成長していないと悩んでいる人もいる。

着眼点の問題。

 

かつて僕がそうだったように、

成長基準を他者に委ね過ぎていると、不安のループから逃れられない。

 

営業目線で言うと、必死で数字を追いかける。

今年はなんとか乗り越えた…でも、漠然とした不安は拭えない…。

会社内の評価を上げる行動が、市場価値を高める行動とは限らないからだ。

目先に捉われ過ぎることで、自身のキャリア形成の中で成長の機会を逃してしまうリスクが高まることは否めない。

 

かつては数字が上がっていないとガクブル震える思いでしたが、

いまは数字が上がっていなくても、改善のために問題を見つけ対策をとることに専念する、学び続けることで動じなくなった。

むしろ、ニヤニヤしながら確かな一歩を踏みしめている。

 

着眼点を変えるためにヘッドハンターと会話しよう

 

経営者、超エリート層から休業中の方やバイトリーダーの方まで…etc

人それぞれ立っているステージは異なる。

でも、割と悩みは共通している。

 

このままでいいのか?

 

このままでいいのか?

 

このままでいいのか?

 

皆、自問自答を繰り返している。

 

不安の原因の一つは、会社の評価基準と自分の成長基準が異なること。

 

薄々気づいているけど、自分と向き合おうとすると日々の業務がやってくる。

後回し後回し…。

 

後回しにすればする程、不安は増長する。

不安を減らしていくには、成長を実感することが一番良い。

成長を自他ともに認める結果で示せるのであれば、それで良い。

しかしながら、結果で示すことが出来ているヒトはその人の凄さもあるとは思うけど、恵まれている部分もあるのだと思う。

経済なり、企業なり、顧客なり、人なり…。

本当に突き詰めていくと、結果が出なくて苦しむ時期は必ず訪れる。

今はやれば誰でも報われる時代ではない。

結果が出ないヒトの方が多いかもしれない。

だからこそ、公の基準に身を委ね過ぎず、自分の中に自分の基準を持つことをお勧めしたい。

 

右肩あがりで成長し続ける経済や企業は存在しないけど、

自分自身は確実に成長し続けることが出来るのだから。

 

自分の基準をもつことは決して難しいことではない。

小さな変化に気づくことができるよう、日頃から自分と向き合うこと。

 

好きな女の子が髪を切ったら気づきますよね?

いつも気にかけていたら、些細な変化に気づくものです。

自分自身も然り。

自分と対話をすれば良い。

対話が出来るようになれば、会社の評価基準に文句を言うことも自ずと減る。

文句を言っている暇等ないことに気づくからだ。

 

とはいえ、渦中にいると目の前の大きな壁や課題が邪魔をする。

落ち着いて自身と対話出来ないこともある。

辛ければ辛い程目の前しか見えなくなる…どうしても盲目的になる。

 

そんなときは、是非ヘッドハンターと会話して欲しい。

 

中長期的なキャリアアドバイザーとして、僕を上手に利用してくれる人達がいる。

身近な人には相談出来ないけど、定期的に会いながら方向性を確認する。

お抱えのヘッドハンターとしてお付き合いをするのだ。

先日も急遽「相談したい!」とご連絡を頂き、コーヒーを飲みながら一時間程度話した。

内容こそ話せないが、暗い表情は明るくなり、また明日から頑張れます!と言ってくださった。

目先の業務から離れるために、着眼点を変えるために、羅針盤としてヘッドハンター(僕)を上手く利用しているのだ。

 

目先の結果、転職先の紹介だけがヘッドハンターの仕事ではない。

むしろ、中長期的なキャリア形成の過程にこそ大事な要所がある。

個人的にも、こうした中長期的なお付き合いできる人を一人でも増やしていくことが喜びである。

自分と対話が苦手な人、したくてもしにくい状態に居る人は、自分をさらけ出せる御抱えのヘッドハンターを見つけて欲しいと切に願う。

 

一生懸命やっている仕事と充実感が同一直線上にくるキャリア形成を共に目指しましょう!

 

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【編集後記】

しばらく飲みが続きますが、

毎回楽しいからついつい飲んでしまいます(笑)。

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
カテゴリー: オススメ, キャリア論, トライアスロン, ビジネススキル タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク