文明塾/Logy&Nomy出張授業に参加
文明塾・Logy&Nomyという団体。
ボードゲーム型の環境学習教材を提供している一般社団法人。
どんなボードゲームかというと
各国の政府の役割をもった各チーム(1チーム:2、3人)が「経済活動」と「環境対策」を両立させ、相互作用と持続可能性を意識しながら国をさらなる発展へ導いていくボードゲーム型の環境学習教材です。ゲームを通して、次世代を担う子どもたちに環境問題への気づきと主体的に学ぶきっかけを提供します。
※リンク先(キャリアコンソーシアムのページ)より抜粋。
というわけで、
先週末は武蔵野女子学院高等学校でのロジノミー出張授業に参加。
※対象は高校一年生。
女子校だから行っただろ!と突っ込まれる前に補足すると、
文明塾の他団体の活動、特に社会人と学校を結びつける働きかけは、今後のキャリア支援でもTeracoyaみらいでも大事なポイント。
なぜ?
何のために?
誰に?
何を?
どのように?
提供するのか。
理屈でいうのと実際やるのは雲泥の差がある。
その先駆者である同団体の活動に参加することで、学ばせてもらおうと思った次第。
実際どうだったのか?
ゲームを行う際、
ファシリテーター役として文明塾メンバーがサポートする。
ゲームの説明段階では生徒の頭の中「?」だった気がするが、いざやるとめちゃくちゃ盛り上がった。
「やると盛り上がるから、とりあえずやってみよう!」
そう言うと、本当にいざやるところが素晴らしい。
ちなみに、大人にやらせるとやる前に質問ばかりするらしい。
失敗したくないって心理が働くのだ。
未知な領域を楽しむ感覚って大事だなぁと実感。
ゲームの流れはこうだ。
まずサイコロを降り、出た色(三種)のカードを引く。
次にカードのお題に答え、その後グループ(国)として「行動」を選択する。
「行動」は5パターン程度あり、経済活動や環境対策に順ずるもの。
国は、工業国、資源国、森林国、お金持ちの国と分かれ、自分たちの強みを如何に活かし、弱みを如何に補っていくのか?周囲にどんな働きかけをするのか?…etc
ゲームとしてよく考えられていて、意外と奥が深いのだ。
キャリアに悩む大人にも、自分の在り方を考えるためにやって欲しい内容だ。
僕のグループは特に盛り上がった。
偶然にも、サイコロの目が半分以上「赤」が出るミラクルなハプニングが起こったのだ。
「赤」は各国や周辺国が災害や被害を受けるマイナスカードのため、めちゃくちゃ盛り上がるのだ。
毎回罰ゲームを受ける展開に全員がヒートアップした。
関心したのはクイズの正解率。
環境問題におけるクイズ、皆良く知っていた。
クイズに正解するとご褒美がもらえる仕組みになっており、本当に良く出来たボードゲームである。
振り返ると、なんだかんだこっちが楽しませてもらった(多謝)。
是非色々な人たちにやってほしいボードゲーム、オススメです!
***
個人的な学びは二つ。
持続する大切さと想いに素直になること。
一般社団法人、NPO、ベンチャーや中小中堅企業、大会社等、様々な人や団体と接点を持ってきたけど、お金があるからとか、ビジネスモデルや協業モデル等の仕組みが優れてるから…って結果論だなぁと感じた。
分析が好きな人は、生き残った結果だけ見て如何に素晴らしいモデルかを語るけど、実際は全く異なる。
Logy&Nomyも然り。
想いがあって、続けて、続けられなくなって、それでも続けて、日々の努力と工夫が積み上がった結果(今のLogy&Nomy)なのだと体感できた。
話してると伝わる。
苦労を苦労を思わないレベルでやれる想いがあって、
その想いを持ってしても苦労と言わずにはいられない局面も迎えてる。
その時に、想いに共感して集まった人たちがそれぞれの役割を有機的に果たしてどうにか生き残り、いまこんなにも素敵な団体になってるのだ。
最終的に残ったものが「モデル」として昇華されるのだけど、
そこは人生の観点では重要ではなくて、
本当に重要なのは、そのプロセスの中に身を置いていること。
これほど財産になるものはないと確信した。
おかげで、素敵な気づきとやる気を得られた。
今の仕事もそうだし、Teracoyaみらいもそう。
これまでが有り難すぎるし、これからが楽しみすぎる。
というわけで、Logy&Nomyの皆さま、参加したメンバー、学校の皆さま、この度はありがとうございました!今後ともよろしくお願いします!