負けから学んだこと/洞爺湖アイアンマン2015を振り返る


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先日行われた洞爺湖アイアンマンレース。

IRONMAN2015トライアスロン・ロングディスタンス。

Swim3.8㌔,Bike180.2㌔,Run42.2㌔

人生の中で達成したい目標の一つ。

初挑戦、残念ながらBike制限時間でDNF/途中リタイアでした。

この悔しい経験を糧にするべく、アイアンマンを振り返りながら本音を記します。

 

負けから何を学んだのか?

 

自分ひとりでは何もできない。

ひとりだと自分なりの頑張りで終わってしまう。

自分なりの頑張り方と達成するためのそれは似て非なるもの。

 

危機感が足りない。

危機感を感じるにはリアリティが不可欠。

リアリティを感じるには数値化が大事。

 

投資家の友人にも言われた。

「数値がリアリティを伝えてくれる」

 

アイアンマン準備で言えば、ログを取るのは当たり前。

練習の段階から常に数値化して、目標を立てて達成することを積上げろと…。

 

あぁ…しんどい…(苦笑)。

 

 

負け組の言い分

 

今回の敗北で良く分かりました。

負け組の言い分。

つまり、自分自身の心の声なのですが…。

 

僕は僕なりに頑張っている。

何でそれを評価してくれないんだ。

 

これってビジネスでもプライベートでもそう。

自分のやっていることをまず評価して欲しいと願う。

弱者の遠吠え。

自分なりの頑張りは当然であり、むしろ足りていないことが多い。

今回のアイアンマン挑戦は、まさにこのパターン。

負けるべくして負けた。

 

勝ち組の言い分

 

自分なりに頑張っているっていうのは、頑張っていないと同義。

本当に目標達成を願うのであれば、然るべき努力をしよう。

これがあるべき姿。

正しいから反論の余地ないですよね。

勝つべくして勝つロジック。

 

この話はアイアンマンに留まらない。

例えばキャリア論。

一定以上の大学に入る、会社に入る、転職を実現する、起業をする、収入を得る、会社に依存しないキャリア形成って話も然り。

誰もが臨むことではないだろうか?

希望を口にしながらも、然るべき努力をしていない人が殆ど。

然るべき努力は何だって言われたとき、事細かに答えることはできるが、実践する人は少ない。

 

実は勝ち組も負け組と同じロジックをつかっているって話

 

投資をしていない人に投資を勧められたり。

恋愛してないヒトに恋愛語られたり。

勉強しなさいって頭ごなしに言われたり。

タバコ吸っている人にタバコは駄目って言われたり。

 

説得力に欠けますよね?

 

だから、勝ち組が然るべき努力をしようよっていうのは説得力がある。

結果を出しているから。

実践しているから。

 

でもね、然るべき努力をしようよって正しいことを言うのは簡単。

むしろ、楽。

勝ち組の中にも、べき論を振りかざして終わる人が意外と多い。

 

最近訳あって、毎週コンサルメンバーと議論している。

経営者に対して、べき論を振りかざすのは正しいけどそれだけでは駄目。

正しいことを言うのは楽。

 

「貴方の言い分は正しい。でも心には響かない。」

 

相手に響かないと意味が無い。

正しいことを言うに留まっていては、自己満足は得られるが世の中は変わらないのだ。

 

そのためにどうすれば良いのか、いつも語り合っている。

色々な立場立ち位置から。

悩みは尽きない。

 

どちらが勝ちでどちらが負けか?

 

努力しないヤツが悪い。

 

仰る通り。

 

努力しないヤツが悪いと言っている人は、自分の殻を破れって相手に言うけど、本当に破るべきは語り手だったりする。

 

勝ち組は、正しいことを言っているのに相手が分かってくれないと言う。

負け組は、自分なりに頑張っているのに誰も分かってくれないと言う。

 

同じ次元。

相手に分かって欲しいけど分かってもらえない。

だから、自分は間違っていない相手が悪いと線を引き、自分の殻に籠る。

互いに分かり合おうとする努力が足りない。

正しいかにどうかに意味なんて無い、ぶっちゃけ。

 

負けから何を学んだのか?

 

既述した通り、実は勝ち組も負け組と同じ次元、同じ穴のムジナってことがある。

だからといって、負け組が勝ち組になることは無い。

今の立ち位置を変える為には自分が変わるしかない。

結果を出すまで努力するしかないのだ。

アイアンマンになりたいのであれば、然るべき努力が必要なんだと。

 

洞爺湖アイアンマン2015で敗北を突きつけられて良かったかもしれない。

いついかなるときも、

勝ちに驕らず、負けに慣れず、新たな挑戦を楽しもう、

そう感じるようになりました。

 

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【編集後記】

来年、日本でアイアンマンレースが開催されますように!

 

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
カテゴリー: キャリア論, トライアスロン タグ: , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク