中庸を得るための条件


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二つの軸を意識する

 

恩人との打ち合わせ。

本日は汐留で打ち合わせをしつつ、今後事業を通じて社会貢献を成し得る話にワクワクしてました。

終盤に本日の総括を述べて頂いた際、有り難いご指摘を頂きました。

 

「自我と世間の基準の間、中庸をいくと良いよ。」

 

中庸は、論語や人間学なるものに触れると接する機会が増える言葉。

 

「中庸」という言葉は、『論語』のなかで、「中庸の徳たるや、それ至れるかな」と孔子に賛嘆されたのが文献初出と言われている。それから儒学の伝統的な中心概念として尊重されてきた。だがその論語の後段には、「民に少なくなって久しい」と言われ、この「過不足なく偏りのない」徳は修得者が少ない高度な概念でもある。(by wikipedia

 

日常生活の中で、まさか中庸という言葉を頂戴するなんて…。

机上で知った気になっていたが、改めて考える機会となりました。

 

***

 

最近は、世間と自分軸の間をいったりきたりしていました。

その影響で、自分軸の必要性に関するエントリーも書いていました。

いったりきたりを繰り返すことでバランスはようやく取れてきます。

はじめて自転車に乗る感覚に近く、乗り方を理屈で覚えるのではなく、バランスを身体で覚えるイメージ。

 

前職営業時代は、顧客と自社の間をいったりきたり。

顧客の要望と、営業として数字をあげなければいけない立場の狭間で葛藤しながら全うしていました。

 

現在の転職支援では、転職候補者と採用企業の間をいったりきたり。

候補者のやりたいことと、採用企業側でできることの狭間で思考を凝らし全うしています。

 

経営の観点でも、出来ることとやりたいことの間をいったりきたり。

言い換えると、強みと社会貢献の間をいったりきたりしています。

 

ブログはじめ、誰かとコミュニケーションを図るときは、具体と抽象をいったりきたり。

相手の方にとっても役立つ情報へと昇華するべく、ささやかながら努めています。

 

何をするにも、真ん中でバランスをとれるようになると、結果的に迷いが薄れ、自信をもって突き進めるようになることが多いのです。

 

そのために、まずはいったりきたりする両サイドの軸となる線を明確に引くべく意識する必要があります。

 

二つの軸の内側が闘うフィールドでありフェアグラウンド、外側はファールやOBゾーン。

つまり、二つの軸を意識することはルール/仕組みを認識することと同様なのです。

 

中庸を得るための条件

 

挑戦の過程では、自信確立と自信崩壊をいったりきたりしています。

目指すはバランスの良い真ん中、中庸なのですが、まだまだいったりきたりを続けることになるのでしょう。

 

実は、いったりきたりを続けるうちにコツを掴みました。

 

それは、はじめから真ん中をいこうとするのではなく、大胆かつ思いっきり針を振り切って両サイドに突っ込むこと。

両端への理解を深めるからこそ、結果的に中庸に至ることが出来ると思うのです。

 

先に述べた自信に置いては、確立も崩壊も成長のためには双方不可欠な要素であることを体感できました。

事業に置いても同様です。

転職候補者の支援を本当にするには、企業のことを本当に知る必要があります。

逆も然りで、企業のお役に立つためには候補者のことを本当に知る必要があります。

 

中庸を得ることができたかというとまだ道半ばですが。。

 

しかしながら、何度か経験したことがあります。

何事にも迷い無く、無我夢中で思いっきり出来ている状態。

いつも激務なときですが。。

 

もしかしたら、このときは真ん中に限りなく近いのかもしれませんね。

再現性を高められるように今後とも精進させて頂きます!

 

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【編集後記】

4日はBOOK OFF 20%OFFセール最終日。

寄り道のエントリーを書いたばかりですが、本日も寄り道がてら本を購入しました。

脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住』本田直之著

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
カテゴリー: オススメ, キャリア論, 社会人/転職活動, 起業 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク