あなたの企業選択基準は何ですか?
企業を選ぶ基準の一つに離職率があります。
今回はリストラ常態化に関して。
企業の選択基準
多くの学生は一部上場企業の知名度、給与、福利厚生、やりがい等で企業を選ぶ傾向があります。
特に、知名度の影響は大きい。
企業説明会に置ける若手や中堅社員の活き活き度も大切。
感受性が豊かなだけに人の影響をダイレクトに受ける。
一方で、シニア世代の人が若者にアドバイスをする際、経営理念を口にする人が多い。
ネットで表記されている企業もあれば、直接聞かないとわからない企業もあります。
理念が素晴らしくても、社員に浸透しているかは別ではあるのですが、浸透しているのであれば非常に良い企業と言えます。
新卒とは異なり転職相談時に必ず聞かれる項目もあります。
離職率です。
良くも悪くも耳する昨今の優良企業におけるリストラ。
リストラの常態化は果たして悪いのか?
リストラ常態化を憂う人
リストラが日常的に良くあるのは困ります。
特に、いきなり訳も無く理不尽であればあるほど。
リストラは無いのが良いのは分かります。
でも、考えてみてください。
受験では、ある一定以上のレベルの人に合格切符を提供します。
大学では、ある一定以上の点数の人に単位を提供します。
健康状態を保つためには、一定以上のレベル保持は不可欠です。
企業の新陳代謝を考えず、一度入ったら最後まで面倒をみる終身雇用的発想はいかがなものでしょうか?
こんな方も居ます。
リストラしない会社で、成果の分だけ給与(インセンティブ)が欲しい。
外資企業の良いところ(給与の高さ/成果主義)と日本企業の良いところ(リストラしない)の双方を求めるケース。
大好きなカレーと大好きなラーメンを一緒に食べたい!
そんな夢のような食べ物ないのですか?って言っているのと同じです。
(そんなときはミャンマー料理のオウノカゥスェーを食べてください。)
料理はギリギリありますが、企業はなかなかありません。
給与が高い会社は、リスクがあるからこそリターンがあるのです。
メリットデメリットはセットで考えましょう。>学生の方々
世の中トレードオフですよ?
日本企業の場合、かなり高い年齢まで社員を抱えています。
そのため、若者や中堅層にチャンスが巡ってくる機会が極端に少ない。
これがリストラされないリスクです。
リストラされるかもしれない外資企業は、その分チャンスが巡ってきます。
任せられる裁量も大きい。
何を得るために何を捨てるのか?
究極的に何がしたいのか?
とことん自問自答して欲しいと思います。
離職率やリストラを語る前に。
リストラはお酒の場でも議論になりやすいトピック。
立ち位置を明確にするために言うと、下15%は切って良いと思います。
その代わりに15%は新たに採用する。
企業も組織も人間も、循環させないと鮮度を保つコトが出来ません。
緊張感も最低限必要です。
※専門としている外資IT・コンサル企業に対する考え。
賛成反対を語る前に、
会社の利益構造と一人当たりに掛かる費用は知った上で語って欲しいと思います。
具体的には、一人当たりの経常利益。
分からない場合は、役職毎の成果指標を別に試算する。
例えば前職の営業の場合、営業一人当たり◯億円の売上はバックオフィスメンバーの給与も担保する上で不可欠等、自分の立場立ち位置に置き換えた指標を数値化します。
これら指標が全てではありませんが、知らずして是非を語ることは、選挙行かずに政治家批判するようなものです。
正しいことを訴えても、力なき言葉になりかねません。
これを機に、自社の一人当たりの経常利益調べてみてはいかがでしょうか?
経営者を目指す人は、いち営業ながらにして、社員何名まで雇用出来る貢献が実現可能か?
気にする評価軸が上司の評価だけでなく、経営の評価として新たな指標になります。
結果、上司に給与交渉(ボーナス査定)する際、とても有益な指標になるかも…?
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【編集後記】
古典落語が文庫の時点で予想以上に面白い。
一つのストーリーに一つの落ち。
シンプルな構成に小気味好いリズムと厚みと深みを加える工夫。
ブログを書く楽しみが増えそうだ。
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