先日、プロレスラーの天龍の引退試合があった。
今後プロレス界を背負って立つ男・レインメーカーのオカダとの試合。
常に本気なストロングスタイルが大好きでした。
格闘技好きの原点はプロレス
大晦日に格闘技イベントが流行っていた時期がありますよね?
格闘技ファンがとても多かった時代。
毎年、大晦日のイベントで観戦してました。
その他、大きな格闘イベント観戦も。
プライド、戦極、やれんのか、UFC…etc
今年年末に行われる格闘技の試合も録画して、年始に格闘技好きのメンバー宅でお酒を飲みながら鑑賞会をする予定。
オタクレベルで好きな人には適いませんが、格闘技を観るのが好きなのです。
何故と言われると、僕は迷わずこう答えます。
プロレスが好きだから。
その日本のプロレスの立役者のひとり、天龍が先日引退をされました。
これを機に天龍と日本のプロレスの歴史に関してお伝えしたいと思います。
日本のプロレスの歴史
プロレスの歴史を語る人は、戦後の力道山からはじまる。
30代後半の僕にも力道山は話でしか聞いたことが無い。
1970年以降、新日本のアントニオ猪木、全日本のジャイアント馬場の時代へ。
異種格闘技戦、猪木 VS モハメド・アリは観たこと聞いたことがある人も多いはず。
1980年以降は、猪木の弟子(藤波、長州)、や馬場の弟子(鶴田、天龍)が台頭し、鶴藤長天の時代へ。
長州力や天龍の滑舌の悪さを、バラエティー番組を通じて知る人も居るだろう。
でも、本当に歴史を作ってきた偉大な人達。
プロレスを愛して止まない芸人(有田のように)が尊敬の念を込めて彼らをイジるのは良いけど、プロレスを知らない人が気安くイジるシーンはあまり観たくはない。
それくらい好きって話。
それでもガキの使いで天龍が出たときは爆笑してしまいましたが…。
1990年以降は、新日本では闘魂三銃士と言われる、蝶野、武藤、橋本、全日本では四天王の言われる三沢、川田、田上、小橋が牽引する。
中でも、破壊王と言われる橋本真也のキックが最高だった。
ハッスルハッスルで知られる暴走王・小川直也と異種格闘技戦は、息をすることも忘れてブラウン管にかじりついて観ていた。
橋本がSTO(スーパー・トルネード・オガワ)をくらう度に叫んだ。
天才武藤敬司も好きだった。
グレート・ムタとしてのキャラ、技一つ一つの派手さ、華麗さに釘付けだった。
学生時代、たまプラーザの和食料理店でたまたま武藤を見かけたことがある。
電話をしにお店の外に出たら、お店の前の椅子に腰をかけ、電話で仕事らしき話をしていた。
店内にはお弟子さんが数名居たと思われる。
あのとき彼が電話をしていなければ、僕は迷わずドラゴンスクリューをかけに挑んでいた。
ドラゴンスクリューをかけて欲しい一心で。
それくらい好きって話。
2000年以降は、全日本プロレスが二分して、全日本とノアの2団体に。
だから、ざっくりいうと新日本、全日本、ノアの3団体が昔からある主な団体。
現在は格闘技ファンが減ってしまい、深夜テレビも30分しかやってない。
暗黒時代と言われている。
その中で、とてつもない輝きを放っているのが新日本プロレスの棚橋と中邑。
特に、中邑の必殺技ボマイェなんて観ていられない位痛そう…orz
そして、新たなヒーローがレインメーカーのオカダ。
歴史をつくってきた天龍、今後の歴史を背負う若きエース オカダ、これが天龍の引退試合だったわけです。
天龍が輝き続けた理由
プロレスって見世物だから、本当の強さじゃないんでしょ?
全部台本通りなんでしょ?
プロレスの話をするとだいたいこの台詞を言われる。
WWE(World Wrestling Entertainment)の影響もあってか、興行団体として純粋な強さを求めていないのではないか?
プライドやUFCといった総合格闘技が盛り上がったのも純粋な強さを追求しているからでは?
言い分はごもっともですし、真相は分かりませんし、真相なんてどうでも良い。
天龍の試合に言葉はいらない。
彼のストロングスタイルを観れば分かる。
ストロングスタイルとは、プロレスの闘い方のスタイルのひとつ。
簡単に言うと、実力を前面に出した闘い方。
順番に技を掛け合って観客を喜ばそうという意識が薄い。
相手の顔面に容赦のないグーパンチやつま先蹴りの連打。
猪木のストロング・スタイル、中邑のキング・オブ・ストロングスタイルも壮絶だが、天龍もまた見世物とは縁のない、本気本物のストロングスタイルなのだ。
長い間、夢を与え続けてくれて本当に有り難うございました。
僕らが子供のときに憧れた天龍は、僕らが大人になっても闘い続けてくれた。
本気で闘い続ける姿を最後まで貫いてくれた。
変わることの無いストロングスタイル。
これぞ天龍、これぞプロレス。
天龍に言葉はいらない。
だから、本人が何を言っているのかなんてわかる必要もない(苦笑)。
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【編集後記】
格闘技の話をしていたら、格闘技が観たくなりました。
いつもの仕事や起業やトライアスロン内容とは異なりますが、たまには良いですね。
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