初めての寄席観覧!てやん亭2016
先日、念願の寄席に行ってきました。
世田谷パブリックシアターにて。
プログラムは下記通り。
1,林家たま平
2,母心
3,林家正藏
4,古今亭菊之丞
休憩(10分〜15分)
5,古今亭菊之丞
6,林家正藏
前半(1-4)で90分程度、全体で2時間半程度。
客層は高め、シニア層が殆ど。
お子さん連れの方々も居ましたが、子供は少々落ち着きがなくなってましたね…(仕方ない)。
視覚的な楽しみは薄い寄席は、漫画やアニメ好みな幼少には合わない模様。
噺家の語り口に身を寄せながら、想像しながら想像させられながら展開されていく。
いやぁ、素晴らしかった。
アゴが痛くなる位ずっと笑っていた。
とても感動しました。
自然体という匠な領域
若手たま平さんの噺もとても良かった。
若手らしい緊張感と意気込みが感じられ、勢いもあった。
一生懸命日々積上げられている努力がひしひし伝わる。
生(ライブ)の素晴らしさ。
母心は浅草の若手芸人。
寄席だけでなく若手芸人の漫才も生で観覧出来るなんて。
何より実力が凄い。
まだ凄い売れているわけではないと思うのですが、凄い面白かった。
TVに出ている人達の競争率の高さ、芸人/お笑いの凄味すら感じた。
母心はいずれ売れると思う。
前座としての役割、観客をあたためるどころか、あたたまりすぎて沸騰しそうだった。
感動したのは正蔵さん。
話し方が穏やかで自然体。
大きめの声で勢い良く話すことなく、淡々と、少しずつ抑揚の落差をあげていく。
気づいたら引き込まれている。
マクラから本題へ入る合図として羽織(上着)を脱ぐのですが、脱ぎ方ひとつとっても、噺の流れで自然と脱ぐのですね。。
全てが自然の流れにある。
古典落語が好きで書籍で読んでいたため、運良く知っている噺もありました。
それでも、噺の途中で「あぁ〜あの噺だ!」と気づくことは一切ない。
気づいたら噺家の世界に引き込まれているからだ。
終わったときに、あの噺だったんだ!と気づかされる。
軽快でテンポが良い、間髪入れないお笑い(on TV)が多いせいか、
終始自然体で噺をする正蔵さん、菊之丞さんの噺が如何に高見の世界なのか痛感した。
シニア層の方も皆引き込まれていた。
テンポが良過ぎると聞き手が疲れてしまうリスクも考えているのだろう。
話そう、
伝えよう、
笑わせよう、
気負いが一切感じられない。
あなたも経験ありませんか?
売ろう売ろうとする営業の方からは買いたくないと思う心理。
押し売りされると反発が生まれますよね?
だからこそ、数字が足りず焦っている営業マンはどんどん売れなくなる…。
相手に寄り添い、興味関心を引き出し、気づいたら引き込まれている、自然と欲しいと感じてしまう状態をつくる、結果的に気負いが無い人程売れる。
商売/ビジネスは資格や技術ではなく、ヒトであるってことに近しい。
お笑いにも通ずるのだと感じた。
新人や若手は爪痕を残そうとする余り、どうしても意気込む。
それ自体決して悪いことではなく、新たな息吹となり刺激を生む。
しかしながら、時に意気込み過ぎるあまり、自分の思いが過ぎるあまり、相手への配慮を欠いてしまいがちになる。
そこから始まる。
その後、高見を目指し余分な力みを少しずつ落としていく。
その先にある究極かつ理想に近い形、その姿を正蔵さん、菊之丞さんに観た。
悔しさすら感じる程に。
笑わせて頂き、学ばせて頂く。
なんとも贅沢な時間でした。
興味あり気なそこのあなた!
是非一度、寄席に行ってみては如何でしょうか?
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【編集後記】
次は浅草演芸ホール行こうかな。
寄席を勧めてくれた友人に感謝です。
ありがとう!
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