お客様との会話の中で、良く聞かれる質問です。
今日も聞かれました。
「外資系ってどこが良いんですか?」
外資IT業界/営業出身なので、お客様対応をするフロント部隊の方々には参考にして頂けると思います。
今回は、外資系企業の良さをお伝えします。
目次
成果主義
就活時代、前職を選んだ理由は主に以下三つでした。
実力主義
業界の優良企業(リーディングカンパニー)
働いている人の魅力
簡単に言うと、年齢が上の人に理不尽かつエラそうにされるのが嫌いでした。
生意気な学生ですねw
だから、若くてもやる気と実力があれば評価される環境を切望しました。
これぞ外資系の特権。
当時、身近な先輩方がIT業界に行っていたので、20代の社会人から内情もたくさん伺いながら、どの会社が良いかリサーチ。
楽しそうに働いている人って、だいたい外資系の人だったんですよね。
その理由は至ってシンプルでした。
「若くても、いろいろ任せてもらえるから。」
成果主義と裁量の大きさは比例する。
特に20代での仕事の裁量は、日本企業のそれとは比べ物になりません。
20代でアメリカ本社にお客様を案内してセッションを行ったり、某企業のTOPの小出さんをアテンドさせて頂いたときはとても舞い上がった記憶があります。
裁量が大きいことで得られるスキル、それは日常的に自分の責任で決断を繰り返すことでした。
現場から経営層まで、自分で調整し自分で話す。
相手が部長本部長役員だからといって、こちらが上司と同行するわけではない。
もちろん、必要に応じお連れしますけどね。
自分の判断で同行するか否かも決めます。
現場の関心や管理職の関心、役員の関心は異なるんだなぁとか。
だから、Mtg毎で話し方やメッセージを変えたり、顧客の役員向けプレゼンはお客様の現場のメンバーと一緒に作ったりもしました。
トライ&エラーを繰り返しながら肌で感じ学ぶことが出来たし、おかげで物怖じもしなくなりました。
厳密には成果と実力はイコールではない。
営業数字を達成している人は転職にも有利です。
特に、レコードホルダー(記録保持者)。
でも、今の仕事をして思ったのが、レコードホルダーは採用企業が優遇する程優れているとは限らない。
単年度での目標達成300%よりも、継続的に目標達成している人の方が圧倒的に凄い。
本当にできる人は、自分のロジックを持っていて、圧倒的に顧客と時間を共にする。
顧客にも投資のサイクルというのものがあるため、投資に対して消極的な時期も含めて顧客をコントロールしながらどうにか達成している人は本当に入り込んでいる証。
投資できない時期に投資頂くよう調整するって並大抵のことではない。
もっというと、ずっと100%以上目標を達成してる人以上に、一度か二度、どうしても達成できなかった経験をした人の方が、失敗をバネにする分もっともっと伸びる。
外資企業日本参入の際、立上げのメンバーに求めることは、失敗経験、成功経験、失敗を乗り越えた経験が中心になるのはこのためです。
補足ですが、出来る人は良いアカウント(お客様)を担当しているので、例えラッキーパンチだとしても、その場に居たことが実力というのも事実です。
組織がフラット
日本企業に比べるとフラットです。
部長はありますが、課長、係長、xx代理とかありません。
だから、あらゆる物事の決定スピードが圧倒的に早いです。
外資から日本企業に行った知人の話では、
接待申請にかかる時間と承認ルートの多さにびっくりしたと言ってました。
外資なら口頭で説明しておいて、申請そのものはメール一本で終わります。
打ち合わせのための打ち合わせ、申請のための申請もありません。
時には、打ち合わせもありません。
オープンスペースでホワイトボードにメモしながら、その場でアイデアを出し合い決定します。
フラットだからこそリーダーシップを養える。
日本企業との違いで言うと、この点が大きな違いです。
常に仲間意識が働くのが日本企業、時に、誰かがどうにかしてくれるという甘えも…。
だれかではなく自分、おれがリードするんだって気持ち、当事者意識が芽生えます。
年収が高い
裁量の分だけ責任も生じます。
責任の分だけリスクも生じます。
リスクが大きい分、年収も高いです。
インセンティブという出来高払いの割合が日本企業に比べ圧倒的です。
これを前向きに捉えられる人はいくべきで、迷いがある人はやめるべきです。
常に、頭の中に数字(営業目標)がまとわりつく生活にはそれなりの覚悟が必要です。
だんだん疲れてくる人をよく見るため…。
でも、それを乗り越えると視界が変わります。
年収800〜1000万円を越えると、お金以上に仕事の内容ややりがい、人を求めはじめるように感じます。
お金とやりがいは常に対極に捉えられがちですが、この領域にとどくと、両立する道が格段に拡がります。
余談ですが、就活や転職段階から企業の収益モデルを考えられる(※詳細はこちら)と、こうした中期的なキャリアを見据えて企業を選ぶことが出来るので有益です。
二つのリスク。
数字が達成しないと年収が少なくなります。
それが数年続くと、会社に首を切られやすくなります。
死と隣り合わせ
良く聞く外資を連想させる言葉、Up or Die
上にあがるか、朽ち果てるか、
上が詰まっていて、Stay or Die な外資企業も増えていますけど。。
弱肉強食な競争社会の中で生き残っていくにはどうすれば良いのか?
日本の優良企業が崩壊している昨今ですので、
そもそも、どの企業でも自分の将来を委ねる発想がリスクです。
いつでもどこでもどうにでもなる自分をキャリアを通じて構築していく、
良い意味で企業を利用すれば良いのでは?と。
身近な人がクビになるのを目の当たりにしながら、どのように生き残るのか当然のように考える習慣は、意外なまでに今活きています。
いつ何があるか分からないので、事業で多少の浮き沈みはありますが、一切浮かれることがありません。
起業するしないに関わらず、生き残るためにどうすれば良いのかと考え続ける姿勢は、今後ビジネスパーソンが企業選択する際、必要不可欠な要素ではないでしょうか?
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【編集後記】
企業の内情、現場を知ってるエージェントが稀少とのこと、
ありがたくも一年ぶりに知人よりお声掛け頂きました。
こうした声にお応えするのがモチベーションに繋がります。
ありがとうございます!
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