学習サイクルを理解する
生涯学習をもっとうに、学校やビジネススクールだけでなく、日常の中でインプットとアウトプットを繰り返していると自分のスタイルが確立されていきますよね。
一般的に、経験学習がもっとも学びにつながり、全体の70%をも占めると言われています。
内訳は下記通り。
経験による学習:他人からの学習:勉強による学習=70:20:10(%)
勉強による学習は容易にわかった気にはなるが、習熟度の観点からすると実は入り口にすぎない。
舗装された山道を通って富士山に登頂し、俺は山を知っていると公言しているようなもの。
その点、他人からの学習といった、先輩や先人を観察する/真似ることが学習につながることは想像に難くない。
さらに言うと、真似るという実践(経験)を通じて自分の型へと昇華されるため、経験学習がもっとも学びにつながることも頷ける。
実際は、これを、経験→反省→理論化→実践→経験…と繰り返す。
経験は体験型インプット、反省は体験型分析、理論化により素人理論の修正を図り、実践へと至る。
このサイクルの回転率を高め、何度も何度も重ね塗りをしていく。
特に、このサイクルを認識した上で、自分が一番得意なところ苦手なところを再認識すると学習効率が格段に上がる。
経験学習が効率が高いことを認識できると、各ステップをゆっくり踏みしめるよりも、回転率へと意識が向く。
勉強による学習が好きなタイプはアウトプット含む学習サイクルの回転率を高めることも是非一度試してほしい。
独自の学習スタイルを確立しよう
自分の場合は、対人比較でいうと、行動することに分がある(得意なスタイルの認識)。
行動から学んだことを自身に血肉化するために、どのようなプロセスを重ねるとより学びにつながるのか?
その割合も70:20:10になるため、経験学習×経験学習が最も良いことがわかる。
一方で、偏らないように全体の10%は勉強(理論)にて学ぶように心掛ける。
得意なスタイルを認識した上で、全体の構成要素を意識することで学習効率を高めましょう。
頭が良いけどどこか残念なタイプの人は、10%の学習型に偏り過ぎていることが少なくない。
他人から学ぶ姿勢を取り入れたり、つべこべ言わずに行動する等、全体の学習構成バランスを意識すると更なる成長につながると考えられます。
部下やチームを育てる際も、やみくもに指示をするのでなく、相手のタイプを理解した上で促すことができると組織力向上にも繋がります。
自分の型を見出すこと、見出すきっかけを与えることは自律への第一歩。
あなたはいかがですか?
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【編集後記】
学び方も働き方もハード(形)にこだわらずソフト(型)にこだわりを。
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