ゆとり世代・飽和飽食の時代に足りないものとは?


前々回 団塊世代の特徴前回 同世代の特徴の続き。

今回がゆとり世代と言われる若者と接してきて感じたことをお伝えします。

 

ゆとり世代を考える

 

10数名ですが、個人的に御縁がある若者達とここ数年接して思うこと。

ゆとりってカテゴリーは別として、

満足感を得る領域、不安を覚える領域は異なる印象を受けました。

あと、みんな素直だなって。

 

人生の諸先輩方とは比にならないが、僕ら世代も幼少期は、ないものを工夫して生み出す経験をしたことがある。

チャンバラ向けに刀の変わりに新聞や広告を丸めたり、ボールの変わりに靴下を丸めたり…。

ガンダムのプラモデルやキン肉マンの消しゴム人形(キンけし)で闘いをしたり…。

欲しいけど無いものを埋めるために想像力を駆使した。

遊び同様、仕事も無いものを創り出すことに面白味を感じる人も多いと思う。

 

 

その感覚からすると、現代のゲームのクオリティの高さ、情報流通量、サービスレベルの高さ等を鑑み、何か足りないものってあるのかなぁって思ってしまう。

今の若者達は、物も情報も人(上の世代の人が多いため)も飽和しているのが当たり前。

すでにそこに 存在 しているため、飽和している感覚もないのかもしれないが、、、

情報や選択肢をいくつも両手に抱えてないと不安がる人が多い気がする。

対世代の比較上、あるのが当たり前って前提に立っていることが多く観られる。

 

ないところから動機付けは生まれるため、動機付けが困難かもしれない。

 

そうなると、自分でも安定志向になるかもって思います。

ないものを生むよりも、ある物を掘り下げ分析すること、選び方を工夫することを好む人も居る。

ある物をより良くするという発想に至る人も居る。

起点が異なるため、汗をかくポイントが異なってきていることは確か。

 

色々言われがちな若者世代。。

 

段階こそ異なるが、アイデアの出所やベクトルの矛先という観点で、意外と同一直線上にある。

先代が築き上げた土台の仕組みと恩恵を感じられれば、そのまま突き進んで良いと思う。

ゆとりと言われようが、言わせておけって思えば良いだけ。

むしろ思えることが大事。

 

飽和してるからこそ欠落している◯◯。

 

若者達とお酒を飲み、くだらない話からまじめな話までしたからこそ確信したことがあります。

 

これからは「人」って観点が大事になると。

 

デジタルや二次元が人間に近づくって話もありますが、もっとアナログの話。

 

足りないモノは物理的にはないもしれない。

満ちた環境に居ると、誰かがどうにかしてくれるって発想になりやすい。

 

ものごとが他人事になる。

 

 

人間関係の希薄さは明確である。

世代を越えた人間関係(縦)は極端に少ない。

 

逆に、自分と共通点があるコミュニティ(横)には親近感を抱き自分事になりやすい。

こうなると強い。

 

繋がりがあるだけでは駄目。

知っていると出来るは異なるように、繋がりがあるのと繋がりが強いは別。

 

 

今自分の立場で、彼ら若者に何か出来るとしたら、

世代を越えた人間関係の面白味と醍醐味を感じて頂く場を提供すること。

横の繋がりを強固にし、横の強さを縦にも持っていく。

それこそ、今後の社会を担う彼らに出来る育成ではないだろうか?

 

仕組みや体制、ビジネスモデルでどうのこうのって話では遅いし浅いし刺さらない。

当初検討していた新卒向けビジネスって観点の取り組みは、取り組んだ時点で取りこぼすことがわかった。

 

 

大人の部活か、大人の塾か、大人の遊びか、、、

縦のコミュニティは企業が最適だが、今やひとつの企業に依存する時代でもないし、、、

そうなると、、、!!!!!

 

 

ブログを通じて脳内整理。

これは事業を通じてやるしかないな、うん。

 

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【編集後記】

やりたい!と思った時に、この分野ならこの人!と言えるネットワークが肝。

よし、独自のネットワークを作ろう&仕組み化!

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
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