復読のススメ


あなたはどのように読書をしていますか?

 

現在、複数の本を並行して読んでいます。

通常、並行して読書するときは2〜3冊。

今はわけあって5冊です。

 

多くの本を沢山読む多読を勧めている人もいますし、本の読み方はいろいろ。

かくいう私も、時と場合によって読み方も読む本数も変化しています。

柔軟に読み方を変化させつつも、変わらない読み方があります。

 

今回は変わらない部分の読み方をお伝えします。

 

論語と算盤』から学んだ普遍な軸

 

渋沢栄一の有名な本。

この本を読んだ当時、頭が開けた記憶がある。

どこでどう開けたのかはうる覚えですが、

 

一人でも多くの人に機会を提供しよう。

発展途上にエールを。

今後世を導くのは官ではなく民。

 

きっとそのような部分に感銘を受けたと思う。

 

起業したいと思う気持ちが重なった。

 

一方で、高ぶる感情以外で学んだ点。

それが志であり、人間学。

事上磨錬の姿勢で学び続ける態度も大切であり、普遍な軸/ぶれない芯が必要なんだと感心した。

そのために人間学は学び続けようと肝に銘じたのです。

 

特に共感するのは、世の中調和とバランスで出来てるから大事にしてこーって話。

 

人間学によるバランス感覚の養い方

 

先日、「新聞の読み方」なる記事を目にしました。

一面を必ず読みなさい。

興味あるものばかりに偏るのではなく、一面は世の中の大事なのだから、世の中に興味関心を持つ意味を含め、一面は必ず読みなさいと。

自分の興味関心事に偏る領域を持ちつつ、世の中の関心事に寄せていく領域も持つ。

興味あることを追求するのも素晴らしいですが、一方で世の中に興味も持たないといけない。

バランスが大事って話。

 

仕事とプライベート。

野菜と肉。

起きてる時間と寝てる時間。

肉体と精神。

動物と植物。

自然と科学。

 

人間学は人を通じて考え方を学ぶわけですが、基本を学ぶと応用も出来ます。

 

世の中、いろんなバランスで成り立っている。

そのバランス力を養う際に必要な、柔軟な思考対応力が身に付く。

脳筋が柔らかくなるというメリットもあるのです。

 

 

複読と復読

 

そんなこんなで冒頭に戻り、常に複数読書をしているのですが、、

何度も同じ本を読む復読をするのは決まって人間学だったりする。

 

読む度に、新しい本を読んでいる感覚に陥る。

同じ本を読んでいるのに、毎回飛び込んでくる内容が異なる。

きっと、今の悩みやこれからの課題、関心事にアンテナが立っているため。

 

小説や文学、哲学書も同様の現象は起こります。

しかしながら、同じ本を読んでいる中で、新たな発見をするレベルです。

 

論語とか、毎回新しい。

 

何度読んでも飽きないなぁ…としみじみ。

 

何度会っても飽きず、何度話しても面白く、どんな局面でもおおらかに、論語で問われるような人間にいつなれることやら…学び続けるのみですね。

今夜も反省会(と称した飲み)です。


tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
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