安全祈願・願掛けランチ
今日は週末の村上トライアスロンに向けて願掛けランチ。
愛川でうなぎを食べました。
13時頃、入れるかなぁって立ち寄ったら運良く入れました。
関西風の堅焼きにて注文(堅焼きにすると+100円)。
焦げ目と炭火の香りが好きで、年に一度のペースで訪問。
決して広くない店内で、ランチタイムが終わりに近づく時間帯。
最後のひとりが私でした。
早めに出ないと悪いかなぁと思っていると、店主が話しかけてくれました。
「堅焼きはいかがですか?お口に合いますか?」
「はい、とても美味しいです。有り難うございます。」
「それはなによりです。…云々」
「詳しく知らないのですが、うなぎは堅焼きが好きなんです。」
ゆっくり食べてってくださいね?って言われた訳ではありませんが、会話を通じてそんな温かさを感じました。
おかげで、うな重、お吸い物、お漬け物、食後のお茶、店主のおじいさんとの談話全てを堪能させて頂きました。
満足し過ぎて、また二ヶ月後にきますと約束してしまう程。
※常連さんのペースも二ヶ月に一度程度らしい。
お肉の焼き方は生っぽいレアからしっかり火を通すウェルダンまで。
一方、魚は生の刺身か、しっかり焼くウェルダンしか無いと言う。
うなぎも然り。
丁寧にしっかり焼いて火をしっかり通すと自ずと焦げ目が出来る。
焦げ目のないうなぎは見た目はキレイだが美味しくないと言う。
CMやポスター、Webは見た目ばかり気にされ、一切の焦げ目もない写真ばかり使用されているが、プロからすると美味しそうに見えないそうな。
見た目や情報が先行しがちな現代社会の憂いを感じました。
見栄っ張りな日本人らしい話ですが。。
そのギャップを埋めるために、
「焦げ過ぎじゃない?」とお客様に言われたら
「ちょっと焼き過ぎちゃってすみませんって言って出すんですよ。」
焼くべくしてしっかり焼いているのに、焦げていない方が美味しいというお客様の気持ち・誤った先入観にも優しい配慮が届いている。
うなぎの正しい知識をお客様に伝えるのではなく、美味しく頂いて欲しい一心。
気付いたら、優しい配慮は僕にも及んでいた。
うなぎを蒸してる間は、他の作業が台所で出来る。
が、堅焼きは蒸さない。
丁寧に焼くから、うなぎの前から離れることができないらしい。
その手間賃として+100円なのだとか。
名店の店主の手間がたったの+100円かと思うと、贅沢な気持ちになります。
「堅焼きが好きなんです。」
私の一言にさりげなく反応してくださり、何も聞かずとも堅焼きに関する説明をして下さいました。
うなぎは焼き方が全て。
秘伝のタレと思いきや、タレはメーカーから卸している。
結果、夏でも冬でも環境に左右されず安定した味を供給出来るのだとか。
とはいえ、如何に焼き方が上手くても、素材が悪ければ焼き方は影響しないと言う。
焼き方/スキルは素材を活かすためにある。
人も食もビジネスも、本質は同じなのだと実感しつつ、
この方に調理されてうなぎも幸せだと思いました。
一番幸せなのは私ですが。
ごちそうさまでした。
うなぎも空間も時間も人も、全てが優しい。
何の圧力も無い、全てが自然、先回りされている感覚もない。
それでいて気付いたら満たされている。
名店(愛川)と名人ここにあり。
またお邪魔させてください。
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【編集後記】
今日はひさしぶりにスイム練。
まだ身体がほぐれていないなぁと感じつつ、少しずつほぐし中です。
やはり身体を動かすのは気持ち良いですね!
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