写真は兼六園の松。
再生基盤を自らに求めよう!
大英帝国の興隆と衰亡。
大英帝国衰亡史を読んで思ったこと。
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衰退する帝国が、その再生の基盤を国内ではなく、覇権的な手法によって国外に求めたとき、あらゆる動きが再生ではなく、結局その衰退と没落をいっそう早める方向に動くことになるのである。
(※第10章・ロレンスの反乱より一部抜粋)
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イギリスの話のはずなのに、
先進高齢者国家である日本、
絶頂期を終えたリーディングカンパニー、
一定以上の年齢を重ねたビジネスパーソン等、
内容は決して他人事ではないと痛感する。
だからこそ、
大国の興隆と衰退を体系化し紐解くことで、
少しでも今後に活かしていきたい。
弱っているトキほど、
真実に目を向けず、
衰退の進行を自覚しつつあったはずなのに、
あるトキから認めたがらなくなるのと似ている。
逆に、
そのトキに自分の弱さを受け入れることができれば、
まだ闘う余地は残されているのではないだろうか?
追い込まれるほどに、
昔の成功体験や勝ちパターンに無意識にすがる。
どうすれば、窮地にいる中で冷静な判断ができるのか?
日常的に、自らを窮地において自分の頭で考えているか?
…etc.
「歴史にifはない」と言うが、
if をこれほど問うことも珍しく読み応えがあった。
一番衝撃だったこと。
驚きを述べればキリがないが、
最も衝撃だったことは先ほど知ったことだ。。
この本、中古なら1円だったんかい!!!
いつもの行動パターンでkindleで購入してた…orz。