第22回ロタ・ブルー・トライアスロン2015〜レース本番編〜


第22回ロタ・ブルー・トライアスロン2015

グアムの近くにあるロタ島で行われるトライアスロン。

歴史があるも今回で最後となる大会のため、井ノ上さんの誘いをきっかけに参加を決意。

同じビジネススクール仲間でトライアスロンを始めたばかりの美香姉さんと3人で

 

今回は本番レースについて。

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今まではの話は以下。

ロタへ到着するまでの話。

二日目朝の骨ランの話。

骨ラン後のバイク練/パンクの話。

試泳の話。

 

いざスタート!!

 

トライアスロン・スタート時のドキドキは二つの感情が混在している。

ドキドキ=わくわく と ドキドキ=はらはら

今回は混じりっ気なしのワクワク100%。

はじめての経験でした。

 

試泳していたらあれよあれよとスタート時間となり、

井ノ上さんと美香姉とスタート前のあいさつを交わせずでした。

プカプカ浮きながらのスタート。

いつものように最後尾にスタンバイ。

前日の試泳時とは異なり、早朝の波はうねりが少ない。

 

rotaswim

 

人が少ない分、バトルをせずに済む。

一方で、人が少ないため常にヘッドアップして自分の位置を確認しながら進む。

レジェンド宮塚さんの前日のレッスンで習ったばかりのヘッドアップを練習しながら泳いだ。

あー、こうやればスムーズにヘッドアップできるんだ。

あー、こうやれば疲れにくい。

あー、顔を出すのではなく目だけ出すイメージか。

息継ぎするとき、キレイな空をみあげながら癒されたり。

水面に顔をつけると、キレイな海に癒されたり。

海も空も青いから、泳いでいるのに宙に浮いている気分になる。

贅沢だった。

 

この瞬間を噛み締めながら全身で堪能しよう。

 

ロタ・ブルーが不思議と心にゆとりをもたらせてくれた。

 

前日に教わった、目指す方向と景色を紐づけて泳ぐ意識は非常に役に立った。

今までは常にブイが視界にないと焦りを感じていた気がする。

あの景色に向かって泳ぎでいるから、うん、あってる、大丈夫。

泳ぎに安心感が生まれる。

 

…気付いたら1時間半程掛かっていた。。

 

いざバイクスタート!!

 

トランジションで着替えていると、バイクが2〜3台しか残っていなかった。

スイムアップしたとき、松井さんがバイクスタートしていた。

松井さんは、前日、練習帰りにコンビニで10ドル貸してくれた優しい人(笑)。

 

「また後ほど!頑張りましょう!」

 

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日本のレースだと、交通規制やその時間制限にストレスを感じることもあるが、ロタでは気にせず走るコトが出来る。

外国なので、車は日本とは逆斜線を走ることになる。

合わせてバイクも逆斜線を走る。

しかしながら、車自体が殆ど通らない。

ストレスがまったくないのだ。

そのため、景色を堪能しながら走るコトが出来る。

 

前を見ても誰もいないし、視界には広大な大自然。

まるでロタを独り占めしているような贅沢さ。

ひたすら気持ち良い風を感じながら走り抜けていく。

 

途中の上り坂で美香姉を追い越した。

 

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地味に長い上り坂が続いたため、補給食をバイクに乗りながらモグモグ食べる。

水分も勢い良くゴクゴク飲む。

大自然のおかげでトイレにもすぐいきたくなる。

 

開放感と共に気持ち良く立ちションをしていると、先程追い越した美香姉に見られてしまった。。

 

今回美香姉とは宿でもレースでもトイレに縁があるようだ。

 

井ノ上さんとも何度かすれ違った。

こうして声を掛け合えるのもレースの醍醐味。

テンションもあがる。

 

ミドルの人はバイクは2周することになる。

2周目はちょっとしんどかったが、贅沢なコースだった。

映像に残したいと心底思った。

gopro cameraを装備している井ノ上さんは流石である。

 

90㌔飽きること無く、バイクを楽しむことが出来た。

 

いざランスタート!!

 

この辺からしんどくなってきた。

トランジションでは、オリンピックディスタンスで無事にゴールをした美香姉さんがいた。

 

おおーすごい!!無事初完走したんだ!!おれも頑張ろう!!

 

あとラン20㌔だけと思うと不思議と辛さは感じない。

普段20㌔走るのは億劫に感じるが、一連のレースの中ではあとは20㌔のランだけと思えるから面白い。

 

しかし、思ったように軽快には走れなかった。

 

進めども進めども山奥へ登っていく長い道のり…。

これがジャングルランというやつか…。

 

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写真では爽やかに映っている景色、実際は日陰も無いし本当に辛い。

これトレランじゃん!!って5回くらい口に出して言った気がする。

…ほんとは10回以上言ったけど…。

 

すれ違う人は、折り返し地点をすぎて山を下ってくる人ばかり。

 

「今から登るの?」って思った人も居たかもしれない。

どんどん日が昇り暑くなっていく…。

 

エイドで水をくれる地元の人達に

「シャワー?」「ウォーター?」と聞かれ、

たまに頭から水をかけてもらいながら、水分を補給する。

何気ない人との触れ合いに凄い助けられる。

 

すれ違う選手と挨拶をしながらヨチヨチ走る。

声を掛け合うことでパワーを分け合う。

レースを通じて学んだこと。

 

皆それぞれ辛い。

 

実はバイクのときから、ひとりだけ僕の後ろを走る人が居た。

すれ違う度に声を掛け合い、密かに心の支えになっていた。

最後尾で周りに誰も居ないけど、くじけずに頑張っている者同士。

 

ランの折り返し付近でついに抜かれた。

 

くっそーと悔しくもありながら、お互い頑張ろうとさわやかな気持ち。

トライアスロンって本当に面白い。

色々な感情が混在しても素直に同居する。

 

終盤はさすがに右足首が限界でヨチヨチ走りが単なるヨチヨチになっていた。

地元のレスキューの車が後ろから音楽を掛けたりマイクで声をかけてくれたり。

気持ちだけは最後まで切れることは無かった。

 

ゴール時点では、井ノ上さんと美香姉さんが迎えてくれた。

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歴史を締めくくる最後のロタ・トライアスロン大会で最後のフィニッシャーになった瞬間!!

 

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ロタを最も長い時間堪能したビリギャルならぬビリ男。

 

ロタはすべてが最高でした。

 

トライアスロンをしながら、この先は自らをストイックに追い込んでいく世界だけなのか?

どこかで漠然とした不安を抱えていた。

ご褒美足りないと頑張れないんですけど…って。

 

頑張らないとって思ってしまう時点で限界が見えていたのだ。

 

純粋に好きなると、頑張ろうと言う意識を持たずして自然と努力を積み重ねることが出来る。

トライアスロンのおかげでロタと出会い、ロタのおかげでトライアスロンがもっと好きになりました。

また一つ、次のステージにあがるきっかけをくれました。

 

ビリ男でも最高に感動する!!

 

きっかけをくれた井ノ上さん、美香姉さん、参加者の方々、大会運営関係者やロタの皆様、本当に有り難うございました!

 

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【編集後記】

ついにロタシリーズ完結!

ロタへ到着するまでの話。

二日目朝の骨ランの話。

骨ラン後のバイク練/パンクの話。

試泳の話。

番外編

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
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