なぜ継続が最大の差別化になるのか?


前回、キャリアの差別化を考える/若いとき横並びだったのにどこで差がつくのか?をお伝えし、個別ながらに良い反応を頂きました。

個人的には、差別化の例え話が引っ掛かっていたので(苦笑)、今回は継続が差別化になる理由を具体的に掘り下げてお伝えします。

bokusouroll

 

 

 生活習慣に取り入れる

 

物事を継続することは、自身の生活習慣に取り入れることです。

身近な例えで言うと、生活習慣病があります。

Wikipediaによると、

「生活習慣病とは、生活習慣(life style)が要因となって発生する諸疾病を指すための呼称・概念である。ここで生活習慣と言っているのは、食事のとりかた、水分のとりかた、喫煙/非喫煙の習慣、運動をする/しないの習慣 等々のことである。云々…」

つまり生活習慣病とは、自身の生活習慣に取り入れた負の要素の積み重ねと言えます。

負の習慣ですね。

水の流れのごとく、人は楽な方へと誘われます。

 

差別化につながる継続は、まさにこの逆です。

考えただけでもしんどいですね。

 

日常に馴染ませる過程こそ修行。

 

習慣とは、自身の日常に馴染ませることです。

例えばブログ。

当初は一日3時間以上かかるときもありました。

仕事もあるし、運動もしたいし、時間は有限だし…。

その中で3時間もかけていたらやりたいことができない。

やりたくてやっているのに、他にやりたいことができないなんて本末転倒だ…。

ここで必死に考えます。

どうしたら、3時間を1時間に出来るのか?

書いていくうちに、想像や妄想に溢れ、あれもこれも書きたくなるけど、トピックを一つに絞ることで時間短縮。

はじめに構成を考えれば脱線もしない。

ふと考えたことがあれば、忘れぬようメモに残し、「あれ何だっけ?」を無くす。

云々…。

こうした一つ一つのプロセスの改善と積み重ねにより何とか時間捻出し、極力時間短縮して書いてます。

ランニングやスイムしながら脳内整理して、ブログ書いてます。

おかげで、毎日書くなんて気持ちが悪いと思っていましたが、最近は書かないと気持ちが悪いと感じます。

すこしは馴染んできたのかな…。

以前、考える力を養い続ける方法の中でもお伝えしましたが(※詳細はこちら)、物事を掘り下げていくことが考えることであり、実践と工夫をコツコツ積み重ね、少しずつ生活に馴染ませていくことが習慣化なのですね。

 

トライアスロンも然り。

生活を犠牲にしているストイックなスポーツと思われがちですけど、トライアスリートは家族や恋人、周囲の仲間含め、生活の延長線上にあるように馴染ませている、またそのための工夫と努力を全力で行っています。

 

つくづく生活に馴染まないと継続できないと実感します。

 

馴染んだ分だけ洗練される

 

馴染むって何だ?って話ですが、辞書の意味では「違和感がなくなる」的な。

自分の感覚を言葉にすると、意識しないでも自然に存在する状態です。

存在の全てが受入れられている、言わば、一切の無駄がない状態。

 

無駄が無くなると真似ができない。

 

無駄がないと真似が出来ないんですよね。

こんな例があります。

先月スイムをコーチに習った時、お手本となる映像を見せて頂きました。

併せて理論も教えて頂き、なるほどなるほど、頭で理解は出来ましたと。

しかしながら、いざ泳いでみると全く出来ない。

いまでも出来ません。

少しは進歩したと信じたいのですが…。

考えながら泳いでる分、身体が自然に動かないし、頭の動きに身体がついてこない。

考えてる時点で駄目で、まだ馴染んでない証拠。

 

無駄無駄無駄無駄…DIOのスタンド(ジョジョ)がいつも頭によぎります…orz

URYAAAAAAAAAAAA!!

 

では、無駄が排除され洗練されるに従ってどうなるのでしょうか?

 

練度の高さがもたらす恩恵

 

ずばり、恩恵は二つあります。

 

「でも」が参入障壁。

 

真似がしにくいと希少価値が上がります。

真似ができないからこそ唯一無二に近くなります。

唯一無二ではなくても稀少性は圧倒的にあがります。

 

あぁなりたい、でもなれそうにない、これこそ差別化他なりません。

「でも」が参入障壁になるからです。

 

トライアスロンやってみたい!

でもスイムは怖いからなぁ…の「でも」。

 

ブログ書いてみたい!

でも開設の仕方わからないしなぁ…の「でも」。

※開設したい人へお勧めは井ノ上さんのセミナー

 

起業してみたい!

でも現職の可能性も残しておきたいしなぁ…の「でも」。

 

 

確固たる自信が構築される。

 

 

習慣化するプロセスは日常の生活に馴染ませる過程であり、馴染ませる過程が修行になり、無駄を無くしていくにつれ、真似が出来なくなるとお伝えしてきました。

 

頭では分かった気になってもやらないと分かり得ないモノ、

それが意志力です。

 

強制力も無い中で、仕事でもないのに、モチベーションを絶やさずにコツコツ地道に積上げる。

 

運動を続けていると都度思うわけです。

 

なんで走ってるんだろ?

つらいだけじゃん。ってか、つらい。

ひざもいたいし。

ロキソニンも切れてきたし…。

あついし…。

あったかくないし…。

なんだし…。

 

何度と無く辞めようという悪魔のささやきを振り払い、今に至るわけです。

あのゴールの達成感が忘れられず。

 

こうして根拠の無い自信ではなく、合理的な積み重ねによる自信が構築されるのです。

 

これは言葉では伝わりにくいですが、面と向かえば話さずとも伝わります。

頼もしさも含め、話すともっと伝わりますよ?

だからこそ、継続は誰にも負けない差別化になるのです。

 

 

まとめ

 

継続こそ最大の差別化:

生活習慣に取り入れ、少しずつ馴染ませ、無駄を排除し洗練していく。

その過程で自分らしさと自信が構築される。

 

ほんと?と思った方はトライアスロンがおすすめです!

継続力がないとできないスポーツなので。

 

 

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【編集後記】

今日は1年ぶりにお世話になっている先輩友人と汐留でランチ。

相変わらず、人として軸のぶれない大きな方でした。

成長の跡を良い刺激としてお伝えできるよう今後とも精進したいと思います。

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tsutomu について

1978年、兵庫生まれ、横浜育ち。 受験浪人時代(二浪)に訪れた東南アジア訪問を機に人生観に変化。 2003年、東京外国語大学外国語学部(ビルマ科)卒業後、Cisco Systemsに入社。セールスおよびビジネスディベロップメント職に従事。 退職後、2012年、アイティビジネスサロン株式会社(ITBS)起業/設立。 外資及びIT業界向け就転職支援及び採用・人材育成に関わるコンサルタント業務に従事。また文明塾16期・Teracoyaみらい代表を務め、ミャンマー人就労支援及び高田馬場にて国際地域創生を手掛けている。
カテゴリー: キャリア論, トライアスロン, ビジネススキル, 大学生/就職活動, 社会人/転職活動 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク