気持ちは分かるけど同意できないこと
ヘッドハンティングの仕事をしていると、ベンチャー企業の経営者からお声掛け頂くことが少なくない。
ベンチャー企業は特に立ち上げの段階だと、人手は欲しいけど人材紹介料を払うことは厳しい。
経営者として痛いほど良く分かる。
支払いができないほど困っているからこそ、人手が欲しいのだ。
困っているから人手が欲しい。
人手が欲しいけど紹介料を支払うお金がない。
だから、お金は支払えない。。
気持ちはわかる。
しかしながら、今はそうした企業に対しては人を紹介しないことにしている。
やらないことを決める
ベンチャー企業はじめ、人に投資する余裕がないフェーズは現実的に存在する。
正直に言うと、そうした状況を理解出来るからこそ人を紹介したい、支援したいという感情もある。
しかしながら、プロフェッショナルだからこそしないと決めている。
人が未来を創る。
人に投資できないフェーズにある会社は、投資できる状況になるまでは紹介しない。
入社後に生じる候補者へのリスクを最小化するためにも。
入社前と後で条件が異なることがある。
給料が支払えないとか、出るはずのボーナスが出ないとか、、。
こうした入社後のトラブルがある会社はすべからく人材紹介料を払えないと言う。
もちろん、人材紹介料を払えない企業はトラブルを抱える会社というわけではない。
こちらとしても柔軟性を持った支払い方法、分割等、ある程度柔軟に対応できるだけに、払えないけど紹介して欲しいという企業は紹介するリスクが上回る。
何度も言うけど、人に投資できない企業フェーズは痛いほど良く分かる。
しかしながら、気持ちがわかるからといって同意して良いとは限らない。
だからこそ、プロフェッショナルとして、人に投資できないフェーズにある企業へは紹介はしないと決めている。
結果的に、採用企業や候補者の方々より、こうした方針に共感して信頼を得る機会が増えてきたことを実感している。
何かを失うのでは?と断ることが怖い商談やお誘いもあるけど、しかるべき軸を持ってお断りさせて頂くことで得られる信頼もある。
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【編集後記】
運動するのに良い季節になってきましたね。
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